筋肉ありきの考え方は矛盾がいっぱい!!
- curefukayamethod
- 2020年10月5日
- 読了時間: 3分
おはこんばんちは
本日二度目の六本木CFMです
気力が有ったので異例の二度目の更新に踏み切りました
未だ医療業界には様々な考え方が存在します
それは確実な理論が構築出来ていないためです
それもそのはず、人体の全てが解明されていないのだから仕方のないことです
しかしながら、考え方に無理があるのにそれがあたかも正しいかのように考えられている場合は問題です
それが今回の題目の
「筋肉」
に関することです
今回は症状に絞り込まずに筋肉の性質のみをお話ししようと思います
筋肉はステーキでいうところの赤身の部分です
これは細い繊維が束になってでできていて、電気的な刺激で収縮します
これが結構な馬力で収縮するんですが、弛緩している状態で引っ張られると割と簡単に切れます
そんな筋肉の簡単に切れちゃう筋繊維には、筋繊維を守るための機構が備わっているんです
それが脚気の検査なんかでやられる腱反射です
脱力している状態から瞬間的に腱(の中の筋肉)を引っ張ることにより、筋繊維が切れないように収縮が起こります
それにより膝から下の部分が持ち上がります
こんな機構が必要なくらい筋肉はデリケートな素材なんです
さて、そんな筋肉ですが
よく医療機関やリラクゼーションの現場で
「筋肉が硬くなっているからです」
なんて言葉を耳にしませんか?
一般の方は当たり前のようになってしまって気にすることも無いと思いますが
医療関係者や現場の人間は気にしろよ!!!!
と、私は思います
これ、厳密にいうと筋繊維が硬くなっている訳ではありません
筋繊維のまわりにある結合組織が硬いんです
そして、その結合組織をピンポイントで狙って柔らかくする技術は非常に珍しいです
無いとは言いませんが、私はそれを手でやれる人間に出会ったことがありません
(当然ですが、私はそれをやる人間です)
そしてその硬くなった結合組織ですが、どのぐらい硬くなるかと言うと・・・
骨と同じぐらい硬くなります
なので、触診や施術の際に骨と勘違いしている先生が相当数いると考えられます
もちろん骨のようになった結合組織をそのままにして、筋肉をいじくっても症状は改善しません
その場だけちょっと良くなった気になるだけです
今現在
「運動能力の低下」=「筋力の低下」→「筋力強化」
なんて言われて筋トレが進められています
しかしこれを別の方向から考え、
「筋力の低下」
ではなく、
「運動能力の低下」=「運動の際の抵抗の増加」
とした場合
必要になるのは
「筋力の強化」
ではなく
「抵抗の除去」
になる訳です
もちろん抵抗の原因は筋肉の硬さではなく、結合組織の硬さです
事実、うちの施術で抵抗を減らした場合の患者さんの動きはスゴイです
施術の効果を客観的に考えても
筋肉の出力を短時間で上げることなんて出来ませんから、動きが良くなるとすれば抵抗の減少でしょう
この考え方と技術がスタンダードになれば、難治とされる日常の症状が悩みの種じゃなくなる日も来ます
更に言えば現在老人性と言われる
姿勢の悪化や関節痛、動きの重さから嚥下障害までもが改善できる可能性がある訳です
と、いうわけで何でも筋肉のせいにしていると未来が無いということです
上記の考え方、
信じるか信じないかはあなた次第です
六本木のCFMでした
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